子供の保険はいつから入れる?種類や保障内容・加入するなら何歳がベストかも詳しく解説!

妊娠を機に子供の保険のこと、考えていませんか?
ご家族にもしものことが起きた場合、保険に入っていると、お金で苦労するのを防げるかもしれません。
「子供の保険はいつから入れるの?」という悩みを解決するために、子供の保険について初心者でもわかるように解説します。
子供が入るべき保険の種類から保障内容、加入するタイミングなど、さまざまな角度からご紹介するので、子供の保険の理解が深まるでしょう。

子供の保険はいつから入れる?
子供の保険は0歳から入れます。
例えば、子供の教育費を準備するための「学資保険」は、子供の年齢が低いほど毎月支払う保険料が安くなる傾向があります。
また、学資保険に入るには子供の年齢制限があり、一般的に6歳または7歳が上限です。
早いうちに保険に入っておくことで、保険料が安くなるだけでなく、年齢制限を気にせずに済みます。
学資保険のなかには、妊娠中から加入できる商品もあります。
出産後は子育てで慌ただしい生活になるため、比較的余裕がある妊娠中に保険商品の比較検討をするとよいでしょう。
保険は数多くあり、初心者が比較検討するのは難しいです。
子供の保険にいつから入れるのか気になる方は、専門家に相談するのをおすすめします。
子供のうちから保険に入っている割合は?
ソニー生命保険の「子どもの教育資金に関する調査2025」によると、高校生以下の子供を持つ親の38.4%が学資保険に加入しています。
学資保険は子供の教育費を準備するのに適した保険です。
支払った保険料に対する満期保険金の割合を示す返戻率が100%以上の学資保険であれば、途中解約をしなければ元本割れしないでしょう。
また、損保ジャパンが実施した「身のまわりリスクに関するアンケート」によると、子育て世代の60%以上が個人賠償責任保険に加入しています。
このように、子供のうちから保険に入っている割合は多いです。
保険に入るとリスクに備えることができるので、安心感を得られるでしょう。
参考:子どもの教育資金に関する調査2025 | ソニー生命保険
参考:「身のまわりリスクに関するアンケート」結果 | 損保ジャパン
子供の医療保険の加入率は?
生命保険文化センター「2024(令和6年)年度 生命保険に関する全国実態調査」によれば、子供の医療保険加入率は45.9%です。
| 全生保 | |
|---|---|
| 2024年 | 45.9% |
| 2021年 | 46.7% |
| 2018年 | 51.1% |
| 2015年 | 52.9% |
| 2012年 | 54.8% |
※全生保は民保(かんぽ生命を除く)・かんぽ生命・簡保・JA・県民共済・生協等を含む
SNSでは、子供の医療保険は不要という情報が発信されていることもあります。
その影響もあり、年々子供の医療保険加入率は低下傾向ですが、半数近くが保険に入り万が一のリスクに備えています。
参考:2024年(令和6)年度 生命保険に関する 全国実態調査 | 生命保険文化センター
医療保険に入っていない場合の医療費や入院費は?
厚生労働省「令和5年 患者調査」によると、子供(0歳〜19歳)の入院する割合は2.52%、外来する割合は10.91%です。
入院より外来している割合が多いですが、外来のほうが医療費が安いため、医療費が高額になる可能性は低いでしょう。
万が一、大きな病を患っても健康保険や子ども医療費助成制度などの公的制度が適用されます。
子供の医療費に関する公的制度は充実しています。
そのため、医療保険に入っていない場合の医療費や入院費は、家計に対して大きな負担になることは少ないでしょう。
ですが、入院が長期化したときの食事代や先進医療にかかる費用は、高額な自己負担となるおそれがあるため、医療保険で補えると安心です。
子供が医療保険に入っていない場合の医療費のことを詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
関連記事:子供の医療保険に入ってない割合は?入らない理由や未加入の場合にかかる入院費なども解説!
子供の保険の加入は何歳がベスト?
子供の保険に加入するタイミングは、子供の年齢がポイントです。
ベストな年齢で保険に加入すると、リスクが高まる時期に保障がつけられます。

学資保険は、加入するのに年齢制限があります。
一般的に6歳または7歳が上限とされているので、学資保険の加入を考えている場合は早めに行動しましょう。
出産後は育児で慌ただしくなるため、出産前に医療保険に加入するのも得策です。
出産前に医療保険に加入でき、子供が生まれてすぐに保障が受けられる「出産前加入特則」制度もあります。
子供の医療保険を出産前に加入することを検討している方は、こちらの記事をご覧ください。
関連記事:出産前でも子供の医療保険には入れる?赤ちゃんや妊娠中のママに必要な備えを徹底解説!
子供が加入できる保険の種類と保障内容

子供の保険について調べていると、多種多様であり、どの保険を選べばよいのかわからなくなりませんか?
一般的に子供が加入できる保険の種類は、「学資保険」「医療保険」「傷害保険」「個人賠償責任保険」です。
| 保険の種類 | 保障内容 |
|---|---|
| 学資保険 | ・将来必要となる教育資金などに備える ・親に万が一のことがあった場合の教育費の保障 |
| 医療保険 | 子供の病気やケガの治療にかかる医療費等を保障 |
| 傷害保険 | 子供が事故によるケガを治療するときにかかる医療費等を保障 |
| 個人賠償責任保険 | 他人を負傷または相手のものを損壊させたときの損害賠償費用を保障 |
保険にはそれぞれ特長があり、備えたいリスクに応じて保険を選ぶことが大切です。
これらの保険の特長について、詳しく見ていきます。
学資保険
「学資保険」は、子供の教育費等に備えるための保険です。
子供の進学や入学に合わせて、入学祝い金や満期保険金が受け取れます。
契約者となっている親に万が一のことがあった場合、以後の保険料の支払いが免除されることが多いです。
保険料の支払いが免除されても、入学祝い金や満期保険金は予定どおり受け取れます。
学資保険は、貯蓄と保障の両方を兼ね備えた保険となっています。
学資保険のことをもっと知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
関連記事:学資保険とは?メリット・デメリットや選ぶ際の4つのポイントもご紹介!
医療保険
「医療保険」は、子供の病気やケガの治療にかかる医療費等に備える保険です。
子供が病気やケガをして入院したとき、または手術したときに給付金が受け取れます。
医療保険は、健康保険や子ども医療費助成制度のような公的制度で賄えない費用にも対応できます。
例えば、以下の医療費を医療保険で備えることが可能です。
- 個室の差額ベッド代
- 食事代
- 先進医療費
SNSでは子供の医療保険は不要という情報が発信されていることもありますが、メリットがあることも理解しておきましょう。
子供の医療保険について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
関連記事:子供の医療保険のメリット・デメリットは?入っている割合や平均額も徹底解説!
傷害保険
「傷害保険」は、子供が事故によるケガを治療するときにかかる医療費等に備える保険です。
学校の登下校や部活動、スポーツクラブでのケガにも対応しています。
傷害保険と医療保険は似ていますが、違いがあります。
| 保険の種類 | 保障範囲 | 保障対象 |
|---|---|---|
| 傷害保険 | 入院・手術・通院すると給付 | 事故によるケガ(病気は対象外) |
| 医療保険 | 入院・手術すると給付 | 病気全般、ケガ(急性・慢性含む) |
医療保険は入院・手術しないと給付されませんが、傷害保険は通院のみでも給付されます。
個人賠償責任保険
「個人賠償責任保険」は他人を負傷させたり、相手のものを損壊させたりしたときの損害賠償費用に備える保険です。
自転車事故のような、日常生活で起こる偶発的な事故を補償してくれます。
国土交通省「自転車事故の損害賠償に係る現状について」によると、2017年に自転車事故を起こした約4割が未成年者というデータがあります。
参考:自転車事故の損害賠償に係る現状について | 国土交通省
個人賠償責任保険に加入しておくことで、もしも自転車事故を起こしてしまったときに、損害賠償費用を補償してもらえます。
子供の損害賠償に関する保険のことをもっと知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
関連記事:子供の保険は損害賠償として対象になる?起こりうるケースや補償範囲についても解説!
子供が加入できる保険の種類や保障内容を理解して、適切な保険に加入しましょう。
どのような保険が適切かに悩んだときは、「ほけんプラネット」への相談をご検討ください。
子供の保険の平均額はいくら?
一般的に学資保険の満期保険金を200万円前後に設定すると、毎月支払う保険料の相場は1万円〜1万5,000円ほどになります。
大学の初年度費用は国立で約171万円、私立で約253万円です。
学資保険の満期保険金を200万円で設定しておくと、子供が大学進学するときの費用を準備できます。
また、生命保険文化センター「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査」によれば、子供を被保険者とした生命保険の1年間に支払っている保険料の平均は12万4,000円であり、月々の支払いは約1万円です。
参考:2024年(令和6)年度 生命保険に関する 全国実態調査 | 生命保険文化センター
学資保険と生命保険を合わせると、保険料は毎月2万円程度。
子供の保険料の平均額は毎月2万円前後と覚えておくとよいでしょう。
子供の医療保険の保険料について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
関連記事:子供の医療保険はいくら?月額平均や必要な保障金額・通常かかる医療費も徹底解説!
子供の保険の必要性とは
子供の保険の必要性は家庭状況や考え方、公的制度の充実度によって大きく異なります。
子供の保険が必要なケース
- 持病や健康リスクが心配
- 公的制度でカバーできない費用が不安
- 教育資金を計画的に準備したい
子供の保険が必要ないケース
- 健康で医療費助成が充実している自治体に住んでいる
- 入院・手術のリスクが低いと考えている
- 家計に余裕があり貯蓄で対応できる
今後のライフプランなどを考慮して、適切な保険に加入しましょう。
ライフプラン作成は個人でおこなうと大変なので、専門家に相談して作ってもらうことをおすすめします。
子供の保険の必要性をもっと知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
関連記事:子供の保険は必要かを徹底解説!種類や目的・最低限入っておくべき備えとは?
子供が最低限入っておくべき保険は?
子供が最低限入っておくべき保険は、学資保険がおすすめです。
学資保険は貯蓄性があり、返戻率100%以上の商品を選択していれば、元本割れするリスクがありません。
保険料を毎月固定で支払い、解約するハードルも高いので、確実に教育資金を貯めることができるでしょう。
保険料払込免除特約があるので、契約者となる親に万が一のことがあっても安心です。
貯蓄するのが苦手な方や確実に教育資金を用意したい方は、学資保険を検討してみてください。
子供の医療保険は終身型がおすすめ?
子供の医療保険は、終身型がおすすめです。
医療保険の終身型は保障が一生涯続き、貯蓄性もあるのが特長です。
また、保険を途中で解約すると、解約返戻金を受け取れる商品があります。
受け取った解約返戻金を子供のための教育資金として使うことも可能。
解約返戻金は保険料を支払う期間が長いほど、返戻率が高くなる傾向があります。
子供が小さいうちに終身型の医療保険に加入しておけば、もしも教育資金が不足したときに医療保険を解約すると、まとまった資金を用意できます。
終身型の医療保険は子供へのプレゼントになる?
終身型の医療保険は子供へのプレゼントになるといわれています。
子供が小さいうちに終身型の医療保険に加入し、保険料払込期間を短く設定する方法があります。
この方法に設定しておくことで、子供が大人になったときに保険料の支払いが完了している状態にすることが可能です。
子供が独立するときに契約者を親から子供に変更すると、終身型の医療保険をプレゼントする形になります。
子供は保険料を支払わずに、終身型の医療保険を手に入れられるので自身の生活設計が楽になるでしょう。
もし保険がいらない場合、解約して解約返戻金を受け取ることも可能です。
子供の保険を考える際に知っておきたいポイント

子供の保険は大切なポイントを意識することで、ご家族に適した保険を選ぶことができます。
子供の保険を考える際に知っておきたいポイントとして、「教育費の総額」や「万が一の病気やケガにかかる費用」は念頭に置くことが多いですが、以下のような内容は忘れがちです。
- 年齢ごとで必要になる子育て費用
- 国や自治体の助成制度
それぞれを詳しくご紹介します。
年齢ごとで必要になる子育て費用
子育てに必要な費用は、年齢ごとに異なります。
少し古いデータですが、内閣府政策統括官「インターネットによる子育て費用に関する調査報告書(平成22年3月)」によると、1年間にかかる平均的な子育て費用は以下のとおりです。
| 子育ての時期 | 必要な費用 |
|---|---|
| 未就園児(0歳~5歳) | 84万3,225円 |
| 保育所・幼稚園児(0歳~5歳) | 121万6,547円※ |
| 小学生(6歳~12歳) | 115万3,541円 |
| 中学生(13歳~15歳) | 155万5,567円 |
※2019年10月より幼児教育・保育の無償化が開始されました。無償化により、「保育所・幼稚園児」の子育て費用は上記より低い金額になります。
このデータは中学生までですが、高校生や大学生はもっと費用が必要になります。
計画的に子育て費用を準備していきましょう。
参考:内閣府政策統括官「インターネットによる子育て費用に関する調査報告書(平成22年3月)」
参考:幼児教育・保育の無償化|こども家庭庁
国や自治体の助成制度
子育てには多くのお金が必要になりますが、国や自治体の助成制度を活用するとカバーできます。
国や自治体の助成制度
| 助成制度 | 内容 |
|---|---|
| 児童手当(1人あたり月額) | ・3歳未満……1万5,000円 ・3歳以上高校生……1万円 |
| 子ども医療費助成金制度 | 18歳以下の医療費の自己負担分を自治体が助成※ |
| 幼児養育・保育の無償化 | 幼稚園・保育所・認定こども園などの利用料が無料 |
※子ども医療費助成制度は自治地によって内容が異なります。詳細はお住まいの自治体で確認することをおすすめします。
少子高齢化の日本では、子育てを支援する動きが活発におこなわれています。
今後も手厚い助成制度が開始される可能性が高いと予想できます。
子育て制度や助成制度を知っておくと、子育てに関する不安が軽減できるでしょう。
参考:児童手当制度のご案内|こども家庭庁
参考:幼児教育・保育の無償化|こども家庭庁
子供の保険を考えるなら「ほけんプラネット」へ

本記事では、子供の保険についてご紹介してきましたが、このような悩みはございませんか?
- 保険の種類がたくさんあり、どれを選べばよいかわからない
- 私たち家族に最適な保険だけに入りたい
- ミスしたくないから専門家に相談したい
このような悩みを解決するなら「ほけんプラネット」にご相談ください。
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保険は家庭状況によって見直すことも大事です。
家庭環境が変わり保険を見直したいときも、経験豊富なスタッフに無料で相談できるので安心。
子供の保険のことを考えるなら「ほけんプラネット」への相談をご検討ください。
まとめ
子供の保険をテーマに、さまざまな角度からご紹介してきました。
子供の保険は0歳から入ることができ、加入するのが早いほど保険料が安かったり、返戻率が高くなったりとお得な面があります。
加入を検討するのにおすすめの保険は「学資保険」「医療保険」「傷害保険」「個人賠償責任保険」です。
ご家庭に適した保険に入ることが、将来の安心につながります。
わからないことがあれば専門家に相談しつつ、保険選びをしていきましょう。



