学資保険代わりにNISAはおすすめ?向いている人や貯金代わりになるのかも解説


教育資金をつくる方法として学資保険が有名ですが、できればより効果的な資金づくりの方法も活用したいですよね。

中には、初心者でも始めやすい「NISA」を利用したい方もいるかと思います。

NISAは資産運用の方法のひとつで、運用がうまくいった場合は資金を大きく増やせる可能性があります。

ただ、学資保険代わりに活用できるのかどうかは気になるところです。

本記事では、NISAが学資保険代わりに使える方法なのか、向いている人の特徴や貯金代わりになるのかも含めて徹底解説します。

この記事の監修者

都内某企業の人事部で給与・社会保険関係・採用・教育などの業務に携わる中で、税や社会保障など、広い範囲でマネーの知識は不可欠だと感じ、2010年にファイナンシャルプランナーの資格を取得。
国内生命保険会社での保険営業を経て、独立系FPとして、子供の金銭教育普及活動やファミリー層中心のライフプランセミナーなどで講師を務める2児の母。同じ子育て世代の方が気軽に相談できるFPをモットーに活動中。

目次

学資保険代わりにNISAはおすすめ?

もし、学資保険代わりにNISAを活用できるのであれば、高額な教育費の準備に使いたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。

2024年4月から新制度に移行したことで話題のNISAは、教育費づくりに適しているのでしょうか。

NISAの運用で生まれた利益は、教育費にも活用できます。

ただし、NISAは学資保険と異なり投資方法のひとつであるため、損失によって目標とする金額に届かない場合があります。

保険料の積み立てで着実に教育費をつくれる学資保険に比べ、確実に資金をつくれる保証はありません。

もし、NISAを学資保険代わりに活用するのなら、学資保険とNISAの違いやメリット・デメリットを知っておく必要があります。

本記事で学資保険とNISAの違いを詳しく見ていきますので、今後検討する際にお役立てください。

学資保険とNISAの違い

学資保険やNISAには、それぞれどのような違いやメリット・デメリットがあるのでしょうか。

学資保険とNISAの違いを事前に知っておくと、今後教育資金をつくる際、どちらが自分に合っているのかを判断するヒントになります。

学資保険とNISAのそれぞれの特徴やメリット・デメリットについて解説していきますので、検討する際の参考材料にしていただければと思います。

学資保険とは

まず学資保険とは、子どもの将来のために教育資金をつくれる貯蓄型の保険です。

親などが契約者、子どもが被保険者(保険の対象者)として加入し、月々の保険料で教育資金を積み立てていきます。

保険料は毎月指定の口座から自動で引き落とされるため、貯金が苦手な方でも着実に教育資金をつくれるのが特徴です。

加えて、契約時に決めたタイミングで祝い金がもらえるうえに、満期を迎えた際も満期保険金を受け取れます。

祝い金をもらえるタイミングは、子どもの進学時・卒業時や、一定の年齢が一般的です。

さらに、学資保険では契約者に万が一のことがあった場合でも保障が続きます。

契約者が死亡や高度機能障害に陥った際、保険料の支払い義務がなくなる点でも安心です。

あわせて、子どもへの祝い金や満期保険金も予定通り受け取れる点で心配はありません。

学資保険のメリット・デメリット

学資保険のメリット・デメリットを見ていきましょう。

まず、メリットは以下の通りです。

  • 教育資金を計画通りに準備できる
  • 貯蓄が苦手な方でも無理なく教育資金を積み立てられる
  • 契約者の万が一の場合でも保障が続く
  • 生命保険料控除を受けられる
  • 受け取りのタイミングを任意に決められる
  • 長く加入していると払い込んだ保険料以上の金額を受け取れる

すでに触れた点に加えて、生命保険料控除を受けられる点や払い込んだ保険料以上の保険金を受け取れる点もメリットに挙げられます。

一方、学資保険のデメリットは以下の通りです。

  • 途中解約した場合、もらえる保険金が少ないことがある
  • インフレに対応できない

学資保険は途中で解約すると、解約返戻金としてまとまったお金を受け取れます。

ただし、早めに解約した場合、返戻(へんれい)率が低い分、もらえる金額が支払った保険料より少ない点に注意すべきです。

また、学資保険の保険料や保険金は契約した時点のものが適用されます。

加入期間中にインフレで保険料が増える場合がある点にもご注意ください。

学資保険についてより詳しく知りたい場合は、以下の記事も役に立ちます。

関連記事:学資保険とは?メリット・デメリットや選ぶ際の4つのポイントも紹介!

NISA制度とは

NISA制度とは、「少額投資非課税制度」のことです。

投資信託で得られる利益や分配金のうち、一定額が非課税になります。

一般的に株式などの投資では、得られた利益に対して20.315%の所得税が掛かります。

しかしNISAを使って投資した場合、一定額までであれば利益は全て手にできる仕組みです。

2024年4月から始まった現行の制度では、つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で年間120万円、成長投資枠で年間240万円までが非課税で投資できます。

しかも、現在の制度では非課税で保有できる期間も期限はありません。

NISA制度を使った資産運用では、運用成果によっては投資額を大きく超える資金を得られます。

一方で、経済情勢や市場の状況次第で十分な教育資金がつくれない場合がある点にご注意ください。

NISAのメリット・デメリット

NISAにどのようなメリットやデメリットがあるのか、より深く知っておくことで安心して始められます。

NISAのメリットは以下の通りです。

  • 年間一定額までの投資であれば得られる利益が非課税になる
  • 非課税の期間に上限がない
  • 運用成果次第で大きな資金を得られる
  • 好きなタイミングでお金を引き出せる

NISAは年間投資額が一定額までであれば、利益に対して税金がかかりません。

しかも非課税の期間も、現行制度ではずっと続きます。

加えて、運用がうまくいけば投資した額以上の大きな利益を得られる場合があります。

学資保険と異なり、いつでも好きな時に引き出せるのも魅力です。

一方でNISAのデメリットとして、以下の点が挙げられます。

  • 運用成果次第で損失が出る
  • 万が一の場合の保障がない
  • 投資した額は控除の対象外

NISAは投資の一種であるため、運用がうまくいかない場合は損失が出ます。

また学資保険と異なり、投資している親などに万が一の場合があっても保障は一切ありません。

他にも学資保険の保険料と異なり、NISAで投資した金額は控除の対象外です。

運用益や分配金だけが控除される点に注意しましょう。

学資保険は入っておく方がいいのか

学資保険とNISAを比べた時、学資保険に入っておいた方がいいのか気になる方もいるかと思います。

もし学資保険に入るかどうかで迷う場合、以下のポイントに沿って判断するとよいでしょう。

  • 毎月自力で定額の教育資金を積み立てられるか
  • 万が一の場合の保障が欲しいか
  • 確実に目標金額の教育資金が欲しいか

まず、毎月自力で定額の教育資金を積み立てられない場合、学資保険の方が合っているといえます。

学資保険は毎月の保険料を元手に教育資金を積み立てていけるため、特にコツコツ積み立てるのが苦手な方におすすめです。

続いて、万が一の保障が欲しい方も学資保険が向いています。

学資保険は、一般的に契約者が万が一の場合に見舞われた場合、保険料の支払いが免除されるうえ、設定した保険金は予定通り支払われます。

預貯金や投資信託にはない保障のため、将来の心配にも備えられて安心です。

さらに、確実に目標額の教育資金を用意したい方にも学資保険はおすすめです。

投資信託では運用成果次第で目標額を用意できる保証がありません。

また、預貯金もいつか何らかのきっかけで引き出してしまう心配もあります。

学資保険に入っておくべきかに悩む場合は、以下の記事も役に立ちますので、あわせてご活用ください。

関連記事:学資保険の必要性は?入る理由や特に必要な人・余裕がない場合の方法も紹介

NISAは貯金の代わりになるのか

NISAは貯金の代わりになるのかをイメージした画像

NISAは2024年に現在の制度に移行したことで、以前に比べて使い勝手のよい存在となっています。

そのため、NISAが貯金代わりになるのか気になる方もいるかと思います。

NISAは貯金に比べると金利が高い上、運用がうまくいけば大きな額の資金を手にできる点が強みです。

しかも、貯金と同じく好きなタイミングでお金を引き出せる点でも便利です。

ただし貯金と異なり、万が一の場合の元本保証はありません。

このため、運用成果が悪いと資金が元本以上に目減りする場合がある点に注意すべきです。

とはいえ、NISAは長期的に運用する場合であれば成果が上がるチャンスに恵まれます。

貯金に比べると大きな利益を得られる可能性があるため、学資保険と比べて検討してみるのもおすすめです。

学資保険とNISAどっちがいい?

学資保険とNISAのどっちがおすすめなのかは、人によって異なります。

ただ、学資保険とNISAそれぞれに向いた人の特徴さえ知っていれば、今後一方を選ぶ際の参考になるでしょう。

ここからは、学資保険またはNISAが向いている人の特徴をご紹介します。

実際にどちらかを選ぶ際の参考材料にしていただければと思います。

学資保険が向いている人

まず学資保険が向いている人の特徴は、以下の3つです。

  • 定期的な貯蓄が苦手な人
  • 堅実に教育資金を準備したい人
  • 万が一の場合も子どもの学費を確保したい人

どの点もなるべくリスクを避けながら、確実に教育資金を用意したい点で共通しています。

加えて、NISAと異なり資金をコツコツ用意できるため、投資よりも少しずつ教育資金を積み立てたい方におすすめです。

以下の項目でさらに詳しく見ていきましょう。

学資保険の方に心が動いている方はぜひ参考にしてください。

定期的な貯蓄が苦手な人

学資保険は毎月の保険料の支払いを通じて、将来の教育資金を積み立てていく仕組みです。

保険料も毎月の決まった日に、契約時に決めた金額が自動で引き落とされます。

普通の貯蓄のように強い意志で一定額を振り込む必要がないため、貯蓄が苦手な方でも確実に教育資金をつくれる点で便利です。

しかし早期に解約した場合、もらえる解約返戻金は支払った保険料の合計額を下回るケースも多いです。

このため、途中でお金が必要になったとしても安易には解約しにくくなるでしょう。

ちょうど満期まで引き出せない定期預金と同じようにお金を積み立てていけるため、学資保険は貯金代わりに活用できます。

学資保険を貯金代わりに活用する方法については、以下の記事もあわせてご参照ください。

関連記事:学資保険は貯金代わりになる?教育資金の準備方法や資産になるのかも解説

堅実に教育資金を準備したい人

また、学資保険は堅実に教育資金を準備したい人にも向いています。

学資保険は株式や投資信託などの資産運用と異なり、基本的に積み立てた金額が大きく変動するリスクはありません。

一方で資産運用であれば、運用がうまくいけば投資した額以上の資金を得られる可能性があります。

ただし経済や市場の状況によっては、資金が投資した額よりも減ってしまうケースも多いです。

学資保険は堅実に教育資金をつくる点では、資産運用に比べて安定性に優れています。

加えて、返戻率も長く加入していれば高くなり、払い込んだ保険料以上の保険金を受け取れる仕組みです。

長期にわたって安定的に教育資金をつくりたいのであれば、学資保険が向いています。

万が一の場合も子どもの学費を確保したい人

さらに万が一の場合に見舞われても、子どもの学費は確保しておきたい方にも学資保険がおすすめです。

学資保険では、契約者である親などが死亡したり高度機能障害になったりしても、保障が続きます。

例えば、親に万が一のことがあった場合、残された家族は収入の確保や経済的負担の増加で苦労させられるケースも少なくありません。

このような場合、子どもへの十分な教育を諦める方もいるでしょう。

しかし、学資保険では契約者である親に万が一のことがあった時点で保険料の支払いは免除されます。

加えて保険金も、当初決めたタイミングに予定通りの額を受け取れる仕組みです。

子どもへの教育を諦めずに済む保障が用意されているため、何があっても教育資金を残したい方に向いています。

NISAが向いている人

人によっては、学資保険ではなくNISAに向いている場合もあります。

もし以下の特徴に当てはまる方は、学資保険よりもNISAの方が教育資金を準備するうえでおすすめです。

  • 投資に興味がある人
  • 資産管理が苦にならず効率よく資産を増やしたい人
  • 教育資金を貯めながら節税も考えたい人
  • リスクがあっても自由度を重視したい人

NISAは学資保険に比べて、短期間に大きく増やせる場合がある点や、いつでもお金が引き出せる点などが特徴です。

以下で詳しく見ていきますので、NISAで教育資金をつくることを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

投資に興味がある人

まず、投資に興味のある方はNISAで教育資金をつくる手もあります。

NISAは数ある投資の方法の中でも、特に初心者でも扱いやすいものであるためです。

NISAの中でも初心者向けなのが、「つみたて投資枠(旧つみたてNISA)」です。

毎月一定額を積み立てながら投資していく手法で、長期間運用するほどリスクが少なくなります。

教育資金は20年程度積み立てるケースが多いため、リスクを減らしながら教育資金をつくるのに向いています。

加えて、つみたて投資枠では投資額が年間120万円までの場合には、その運用益や分配金は課税の対象外です。

単純計算で毎月10万円程度であれば、税金を気にすることなく投資に回せるため、家計で余った資金を活用できます。

投資に少しでも興味があれば、NISAを使って教育資金を積み立ててもよいでしょう。

資産管理が苦にならず効率よく資産を増やしたい人

自分で資産管理しつつ効率よく資産を増やしたい方にも、NISAはおすすめです。

NISAを利用する場合、基本的には自分で購入する商品を選びます。

また、購入後も相場の状況に応じて売ったり追加で購入したりするなど、自分の目で確かめながら管理することが欠かせません。

特に、複数の金融商品を購入している場合、こまめに資産状況を管理する必要があるでしょう。

資産を管理する手間に負担を感じることなく投資を楽しめる方であれば、NISAによる教育資金づくりがおすすめです。

NISAを活用すると、運用状況によっては資産を大幅に増やせるケースもあります。

学資保険でコツコツ積み立てるよりも、なるべく資金を多くしたい方はNISAを選ぶとよいでしょう。

教育資金を貯めながら節税も考えたい人

教育資金づくりと節税を両立したい方もNISAがおすすめです。

NISAはつみたて投資枠では年間120万円まで、成長投資枠では年間240万円までの投資の場合、その運用益に対して税金は課されません。

例えば、つみたて投資枠で年間100万円投資して30万円の利益が出た際は、30万円全額を非課税で手にできます。

ちなみにNISAの現行制度では、つみたて投資枠と成長投資枠は併用できるため、両方合わせて年間360万円まで非課税で投資が可能です。

学資保険でも支払った保険料の金額に応じて、所得税で最大4万円、住民税で最大2万8,000円の生命保険料控除を受けられます。

ただ、資産運用で大きな利益を得られる可能性と節税の両方に魅力を感じる場合は、NISAは有力な選択肢です。

リスクがあっても自由度を重視したい人

NISAは、リスクがあっても自由度を重視したい方にも向いています。

NISAも資産運用や投資の一種であるため、経済や市場の状況によって損失が発生するのが特徴です。

特に、学資保険と同じく20年程度にわたって活用する場合、損失が発生するリスクに何度も見舞われます。

しかし、ある程度のリスクは許容した上で投資を続けられるのであれば、NISAを使うのもおすすめです。

また、出費にすぐ対応したい方にも向いています。

NISAは学資保険と異なり、好きなタイミングで現金として引き出せます。

教育関係で大きなお金が必要な場合でもすぐに用意できるため、柔軟に対応できる点が魅力的です。

学資保険とNISAは併用することもできる

「学資保険かNISAか」でどうしても結論が出ない場合、両方とも活用するのもひとつの手です。

学資保険で教育資金を確実に積み立てながら、NISAの運用益を加えれば、より十分な資金を準備できます。

学資保険の保険金とNISAの運用益のどちらかが不足していても、併用すれば不足分を補える点で安心です。

しかも、学資保険が十分用意できていてNISAの運用益も大きければ、子どもにより手厚い教育を受けさせられます。

ただし、学資保険とNISAを併用するには、十分な資金を準備しなければなりません。

一方だけを使う場合よりも必要となる資金が増えるため、事前によく検討しましょう。

その他の学資保険代わりになる教育資金の準備方法

学資保険代わりになる教育資金の準備方法をイメージした画像

学資保険代わりになる教育資金の準備方法は、NISAだけではありません。

預貯金や外貨建て終身保険などでも、学資保険と同じように教育資金を準備できます。

ただ、それぞれの方法にメリット・デメリットの両方があるため、特徴をしっかり理解したうえで使う必要があります。

NISA以外に学資保険の代わりになる方法は、以下の通りです。

  • 普通預金や定期預金
  • 財形貯蓄・自動積立
  • 低解約返戻金型終身保険
  • 外貨建て終身保険

手軽に始められるものもあるため、以下の説明もあわせてご覧ください。

普通預金や定期預金

普通預金や定期預金は、NISA以外の方法の中で最もシンプルな手段です。

毎月決めた金額を手持ちの預金口座に積み立てることで、確実に教育資金をつくることができます。

普通預金は、基本的に好きなタイミングで引き出しや振り込みができるため、学費が必要な時にすぐ用意できるのがメリットです。

また、定期預金は満期までは引き出せないので、何としても目標の金額まで貯めたい場合に向いています。

さらに、普通預金と定期預金は万が一銀行が破綻した場合でも、ペイオフ制度で元本が最大1,000万円は保護されます。

破綻日までの利息分も保護される点でも安心です。

参考記事:預金保険制度|金融庁

ただし預金はインフレに対応しにくいデメリットがあります。

円の価値が下がった場合、預けた額だけでは対応できない場合にご注意ください。

加えて、普通預金や定期預金は金利があまり高くない点も弱点です。

大手銀行の普通預金で年0.1%、定期預金で0.125~0.4%(2024年9月現在)であるため、利息による資産の増加があまり期待できません。

参考記事:円預金金利|三菱UFJ銀行
参考記事:円預金金利|三井住友銀行
参考記事:預金金利・利率|みずほ銀行

財形貯蓄・自動積立

財形貯蓄や自動積立は、毎月一定額を自動的に指定した口座へ積み立てるサービスです。

財形貯蓄の場合、会社からもらう給料やボーナスから一定額を天引きの形で積み立てられます。

参加している企業が手続きを代行するため、毎月自分で口座に振り込む手間がかかりません。

教育資金を積み立てる場合は、用途が限られない一般財形貯蓄を活用します。

また、自動積立は定期預金のサービスの一種です。

毎月一定額を自動的に定期預金口座に振り込み、資金を積み立てていきます。

強制的に積み立てられる分、貯蓄が苦手な方にとって便利な点は学資保険と変わりません。

もし勤務先の企業が財形貯蓄制度に参加していない場合は、自動積立を活用するとよいでしょう。

低解約返戻金型終身保険

低解約返戻金型終身保険は、終身保険(一生涯保障を受けられる保険)の一種です。

保険料を支払う期間中は、途中解約した際にもらえる解約返戻金が少なく設定されています。

一方で解約返戻金が少ない代わりに、保険料が通常の終身保険より安いのがメリットです。

終身保険は生命保険でも保障が一生涯続く分、保険料は高めに設定されています。

保険料の負担を少しでも軽くしたい場合におすすめです。

ちなみに保険料の払込期間が終了すると、解約返戻金の額が支払った保険料の総額を超えます。

このため、大学進学などの教育費が高額になるタイミングに、保険料の払込期間を終わらせるのがコツです。

外貨建て終身保険

外貨建て終身保険は、支払った保険料が米ドルやユーロなどの外貨で運用される終身保険です。

毎月の保険料を外貨で払うとともに、保険金や解約返戻金も外貨で受け取ります。

外貨でやり取りするタイプの保険であるため、日本円と外貨の交換も欠かせません。

特に保険金などを受け取る時点で為替相場が円安であれば、為替レートを通じて利益を得られます。

加えて、外貨は日本円に比べて金利が高いため、金利差でも利益を得られる点も強みです。

ただし為替市場が円高の場合、日本円の勢いが強いためにもらえる保険金が目減りする場合があります。

途中解約して資金を手にする際は、為替市場の状況にも注意が必要です。

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ほけんプラネットへの相談をイメージした画像

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まとめ

NISAは学資保険の代わりに活用できます。

特に運用がうまくいった時に資金を大きく増やせたり、好きなタイミングでお金を引き出せたりする点は、学資保険と異なる魅力です。

ただし、NISAは投資の一環であるため、運用成果によっては損失が発生する場合があります。

一定のリスクを理解したうえで、学資保険と比べてみるとよいでしょう。

また、学資保険とNISAの両方を使うのもひとつの方法です。

元手として使う資金を多く用意する必要はありますが、うまくいけば子どもに手厚い教育を受けさせることも可能です。

NISAと学資保険のどちらが合っているのかは人によって異なります。

両方の特徴を確認したうえで、どちらを使うのかや両方使うのかを決めるのがおすすめです。

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